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願いの実り|クイーンニーナ・シャインマスカット

100年続く林檎農家が育てた、
シャインマスカットとクイーンニーナ。

宮下果樹園のある長野県豊野町は、
古くから「りんごとぶどうの里」として
果樹栽培が盛んな町です。
この地で私たちは、
100年以上にわたり林檎農家として
果実と向き合ってきました。

そんな宮下果樹園が、葡萄を育て始めたのは2019年。
この年、私たちにとって忘れることのできない、
二つの出来事がありました。

ひとつは、台風19号。
豊野町は大きな被害を受け、
宮下果樹園でもたくさんの林檎の木が被災しました。
100年続いてきた果樹園も、
この先ずっと当たり前に続いていくわけではない。
この果樹園を、そして「りんごとぶどうの里」を、
次の世代へどう残していくのか。
改めて、そんなことを考えた年でもありました。

そして、もうひとつ。
同じ2019年に、娘が生まれました。
名前は、ニナ。
被災した町を目の前にしながら、
それでも、この子たちが大人になる未来には、
きっと明るい景色が待っている。
そして、この子たちの未来にも、
豊野町が「りんごとぶどうの里」であり続けてほしい。
そんな願いを込めて、
娘と同じ名前を持つ葡萄、
クイーンニーナをきっかけに
葡萄栽培への挑戦を始めました。
一緒に植えたシャインマスカットは、
私たちの中で「シャインニーナ」と呼び、
未来への願いを託した記念樹にしました。

もちろん、100年林檎をつくってきたからといって、
葡萄づくりが最初からうまくいったわけではありません。
葡萄農家としては、まったくのゼロからのスタート。

林檎栽培で培ってきた経験や技術を活かしながらも、
葡萄の樹と向き合い、毎年試行錯誤を重ねてきました。
大きさや形だけを追い求めるのではなく、
宮下果樹園が林檎づくりで大切にしてきた、
「果実が最も美味しくなる瞬間を見極めて届けること。」
その考え方を、葡萄にも。
市場流通を前提とした早採りではなく、
樹の上でじっくりと熟すのを待つ
「樹上完熟」にこだわり、
信州の太陽と昼夜の寒暖差を受けながら、
甘みと香りを十分に蓄えた葡萄を育てています。

そして、あの日から月日が流れました。
小さかった娘が成長していくように、
あの日植えた葡萄の樹も、成長しました。

たくさんの方々に支えていただいた感謝。
もう一度ここから歩いていこうと決めた想い。
この果樹園を次の世代へつないでいきたいという願い。
そして、「りんごとぶどうの里」が、
この先もずっと続いてほしいという願い。

その願いが、今年も実り、
私たちは、この葡萄を「願いの実り。」
と呼ぶことにしました。

100年続く林檎農家が、
未来を想って始めた葡萄づくり。

樹上でじっくりと完熟させた、
クイーンニーナとシャインマスカット。

私たちが大切に育ててきた「願いの実り。」を、
ぜひ味わってください。

-クイーンニーナ-
「安芸津20号」×「安芸クイーン」の交配によって生み出し、
2011年に品種登録されたぶどうです。
親の「安芸クイーン」のクイーンと、
旧系統名である「安芸津27号」の「27」と、
スペイン語で女の子を意味するNINA(ニーニャ)にちなんで「クイーンニーナ」と名付けられました。
赤いぶどう特有の上品で豊かな香りと、
宮下果樹園の樹上完熟によりさらに濃厚な味わいを誇る
まさに「ぶどうの女王」。
一粒が20g以上にもなる大粒品種で、
シャインマスカットよりも一回り大きいサイズ感。
種が無くて食べやすく、
硬めの果肉なので食べ応えがあり、
食味、香り、外観、すべてにおいて抜群です。
しかし、1本の樹になる量も少ないため、
生産量がまだまだ少なく大変希少なぶどうです。
ひと口目に驚くのは、甘さよりもまず香り。
口いっぱいに広がる華やかで甘い香り、
余韻まで続く芳醇さがクイーンニーナの魅力。
皮ごとでも、皮をむいても、お好みでお楽しみください。

-シャインマスカット-
いまや人気フルーツとして揺るぎない地位を獲得している
シャインマスカット。
シャインマスカットは日本で生まれたぶどうで、
「安芸津21号」と「白南」の交配によって生み出し、
2006年に品種登録されました。
爽やかな香りと上品な甘みが特長的なシャインマスカットですが、
魅力はそれだけではありません。
宮下果樹園の樹上完熟により、
シャインマスカットの糖度は20度程度以上になるものもあり、
香りは上品で華やかなマスカットらしい香り。
肉質は固めで、プリプリとした食感が楽しめます。